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夏の花・心願の国

原民喜/著

539円(税込)

発売日:1973/08/01

  • 文庫

現代日本文学史上もっとも美しい散文で、人類はじめての原爆体験を描き、朝鮮戦争勃発のさ中に自殺して逝った原民喜の代表的作品集。被爆の前年に亡くなった妻への哀悼と終末への予感をみなぎらせた『美しき死の岸に』の作品群、被爆直後の終末的世界を、その数カ月後に正確な筆致で描出した『夏の花』三部作、さらに絶筆『心願の国』『鎮魂歌』などを収録する。大江健三郎編・解説

書誌情報

読み仮名 ナツノハナシンガンノクニ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-116301-7
C-CODE 0193
整理番号 は-4-1
ジャンル 文学・評論
定価 539円

著者プロフィール

原民喜

ハラ・タミキ

(1905-1951)広島市生れ。慶応義塾大学英文科卒。中学の頃より詩作を、大学予科の頃より短編小説の創作をはじめ、1935(昭和10)年、作品集『焔』を自費出版する。疎開先の広島で原爆被災。以後、被爆後の広島の凄惨な状況に向き合いつつ数々の佳品を発表。1947年に刊行した『夏の花』は多くの読者に深い感銘を与え、水上滝太郎賞に輝いた。1951年、『心願の国』を遺し、自殺した。

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