含み笑いをこらえきれない、脱力の日常痛快エッセイ。この乙女心に、共感せずにはいられない!

乙女なげやり
読み仮名 | オトメナゲヤリ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-116757-2 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | み-34-7 |
ジャンル | エッセー・随筆、文学賞受賞作家 |
定価 | 605円 |
ひとはいつまで乙女を自称しても許されるものなのか。そんな疑問を胸に抱きつつも、「なげやり」にふさわしいのは、やっぱり乙女。熱愛する漫画の世界に耽溺し、ツボをはずさぬ映画を観ては、気の合う友と妄想世界を語り合う。気の合わない母との確執も弟とのバトルも、日常の愉楽。どんな悩みも爽快に忘れられる「人生相談」も収録して、威勢よく脱力できる、痛快ヘタレ日常エッセイ。
著者プロフィール
三浦しをん ミウラ・シヲン
1976(昭和51)年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒業。2000(平成12)年、書下ろし長篇小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。以後、『月魚』『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』などの小説を発表。『乙女なげやり』『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『本屋さんで待ちあわせ』『ぐるぐる♡博物館』など、エッセイ集も注目を集める。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。他に小説『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『政と源』などがある。
目次
まえがき
一章 乙女寄り道
意志を鍛える
立派な親不知も待機中
なめくじら的生活
村での出来事
自分を止めてあげたい
ひとり舞台
おともだち三態
反省だけならサルでもできる
自分自身を知れ
なげやり人生相談
立派な親不知も待機中
なめくじら的生活
村での出来事
自分を止めてあげたい
ひとり舞台
おともだち三態
反省だけならサルでもできる
自分自身を知れ
なげやり人生相談
二章 乙女病みがち
ネズミとぼくらは友だちさ
なにしろ遠くて帰りに湯冷め
俺の胃、粗悪品。
にわとりになった日
変人の多い職業
男女はつらいよ
気づきがたりないのはだれなんだ
はやく(高潔な)人間になりたい
最近の事情
なげやり人生相談
なにしろ遠くて帰りに湯冷め
俺の胃、粗悪品。
にわとりになった日
変人の多い職業
男女はつらいよ
気づきがたりないのはだれなんだ
はやく(高潔な)人間になりたい
最近の事情
なげやり人生相談
三章 乙女たぎる血
なんで伸びたの?
つわものどもが旅路をかけめぐる
たのしい旅路
師は音もなく背後に走り寄る
白と黄色に振り回される
すべての恋が色あせて見える
夢幻の世界
微細な部分を論じる
よろよろ徘徊週間
なげやり人生相談
つわものどもが旅路をかけめぐる
たのしい旅路
師は音もなく背後に走り寄る
白と黄色に振り回される
すべての恋が色あせて見える
夢幻の世界
微細な部分を論じる
よろよろ徘徊週間
なげやり人生相談
四章 乙女総立ち
仲良きことは美しきかな
新婚リサーチ
拝見記
骨折り損のくたびれもうけ
破滅へ疾走する恋
たまに夢見がち
鬼の一念
涙でかすむホワイト・タワー
なげやり人生相談
新婚リサーチ
拝見記
骨折り損のくたびれもうけ
破滅へ疾走する恋
たまに夢見がち
鬼の一念
涙でかすむホワイト・タワー
なげやり人生相談
あとがき
帰ってきたなげやり人生相談
文庫版あとがきにかえて
帰ってきたなげやり人生相談
文庫版あとがきにかえて