ホーム > 書籍詳細:イーハトーボの劇列車

イーハトーボの劇列車

井上ひさし/著

539円(税込)

発売日:1988/01/26

  • 文庫
  • 電子書籍あり

父親との絶望的な対立と、妹とし子への深い愛情、日蓮宗信仰と素朴な農民運動、エスペラント語と詩、そして科学と童話。短い生涯を懸命に生きた岩手花巻の天才宮沢賢治。近代日本の夢と苦悩、愛と絶望を乗せ夜汽車は理想郷(イーハトーボ)目指してひた走る――。長年にわたる熱い思いをこめ、爆笑と感動の中に新たな賢治像を描き出した、戯曲文学の傑作。架空インタビュー「賢治と啄木に聞く」を併せて収録。

  • 舞台化
    こまつ座「イーハトーボの劇列車」(2019年2月公演)
目次
前口上
イーハトーボの劇列車
賢治と啄木に聞く
 解説 扇田昭彦

書誌情報

読み仮名 イーハトーボノゲキレッシャ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 安野光雅/カバー
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 240ページ
ISBN 978-4-10-116820-3
C-CODE 0193
整理番号 い-14-20
ジャンル 戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家
定価 539円
電子書籍 価格 550円
電子書籍 配信開始日 2013/12/06

著者プロフィール

井上ひさし

イノウエ・ヒサシ

(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

井上ひさし
登録
戯曲・シナリオ
登録
文学賞受賞作家
登録

書籍の分類