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かくれさと苦界行

隆慶一郎/著

825円(税込)

発売日:1990/09/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

色里吉原に隠された徳川将軍家秘中の秘。血湧き肉躍る伝奇時代小説の金字塔。

徳川家康より与えられた「神君御免状」をめぐる裏柳生との争いに勝ち、松永誠一郎は色里・吉原の惣名主となった。だが、一度は敗れながら、なお執拗に御免状を狙う裏柳生の総帥・柳生義仙の邪剣が再び誠一郎に迫る。加えて吉原を潰すべく岡場所が各所に乱立し、さらに柳生の守護神・荒木又右衛門も江戸に現れた。ついに吉原と裏柳生全面対決の時が――。圧倒的迫力で描く時代長編。

書誌情報

読み仮名 カクレサトクガイコウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 544ページ
ISBN 978-4-10-117413-6
C-CODE 0193
整理番号 り-2-3
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説
定価 825円
電子書籍 価格 825円
電子書籍 配信開始日 2013/01/01

著者プロフィール

隆慶一郎

リュウ・ケイイチロウ

(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。

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