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ここだけの女の話

田辺聖子/著

524円(税込)

発売日:1975/04/25

  • 文庫
  • 電子書籍あり

田辺聖子の名作恋愛小説『孤独な夜のココア』『三十すぎのぼたん雪』に続く復刊第3弾。誰か教えてくれますか、この恋の行方を。解説・西加奈子

恋はどうして、いつも期待や望みを裏切って思いがけない方向へ転がっていくのだろう。そして人はどうして、そんなままならぬ恋から逃れられないのだろう――。なぜか手放せない想いに逆にからめ取られて、身動きできなくなってしまった男と女のデリケートな哀歓を、なめらかな大阪言葉にのせてしみじみと綴る。読むほどに人恋しさが募ってくる、恋愛小説ならではの情趣溢れる10篇。

目次
シーソー夫婦
下町
びっくりハウス
火気厳禁
帽子と求婚
旅行者はみな駅へ行く
金箔の街
巴里の泣き黒子
ろばと夢のなかの海
ここだけの女の話
解説 西加奈子

書誌情報

読み仮名 ココダケノオンナノハナシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-117501-0
C-CODE 0193
整理番号 た-14-1
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 524円
電子書籍 価格 583円
電子書籍 配信開始日 2016/11/11

著者プロフィール

田辺聖子

タナベ・セイコ

(1928-2019)1928(昭和3)年、大阪生れ。樟蔭女専国文科卒業。1964年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞、1987年『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、1993(平成5)年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を、1994年菊池寛賞を受賞。また1995年紫綬褒章、2008年文化勲章を受章。小説、エッセイの他に、古典の現代語訳ならびに古典案内の作品も多い。

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