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ローマ亡き後の地中海世界4―海賊、そして海軍―

塩野七生/著

649円(税込)

発売日:2014/08/28

  • 文庫

イスラム世界の盟主となったトルコ帝国。キリスト教連合軍は如何にして対抗したのか。

地中海世界を揺るがすパワーゲームにフランス、スペインも参戦し、戦況は混迷をきわめた。トルコを率いるのは陸上ではウィーンにまで迫り、のちに「大帝」と呼ばれたスレイマン一世。迎えるキリスト教連合国軍の最前線に立つのはそのトルコに本拠地を追われた聖ヨハネ騎士団。最終決戦の舞台はマルタ島と決まった――。地中海の命運を決する戦いは、いかなる結末を見たのか!

目次
第五章 パワーゲームの世紀
プレヴェザの海戦/海賊ドラグー/アルジェ遠征/ヴェネツィアの「インテリジェンス」/国賓になった赤ひげ/海賊の息子/ドラグー、復帰/マルタ騎士団/「ジェルバの虐殺」/海賊産業/海賊ウルグ・アリ/聖ステファノ騎士団
第六章 反撃の時代
マルタ島攻防記/「マルタの鷹」/攻防始まる/ドラグー、到着/眼には眼を/防衛成功/トルコとヴェネツィア/キプロスの葡萄酒/レパントへの道/キプロス攻防/連合艦隊結成/「レパントの海戦」/「レパント」以後
第七章 地中海から大西洋へ
ハレムのヴェネツィア女/騎士と海賊/地中海世界の夕暮
附録一 民族によって異なる海賊対策
附録二 関連する既刊書

年表
参考文献/図版出典一覧

書誌情報

読み仮名 ローマナキアトノチチュウカイセカイ04カイゾクソシテカイグン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 368ページ
ISBN 978-4-10-118197-4
C-CODE 0122
整理番号 し-12-97
ジャンル 世界史
定価 649円

著者プロフィール

塩野七生

シオノ・ナナミ

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

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