ホーム > 書籍詳細:海潮音―上田敏訳詩集―

海潮音―上田敏訳詩集―

上田敏/訳

506円(税込)

発売日:1952/12/02

  • 文庫

妙なる韻律、たをやかなる調べ。文語詩の静謐な魅力に彩られた57の名篇。

ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメ、ブラウニング……。清新なフランス近代詩を紹介して、日本の詩壇に根本的革命をもたらした上田敏は、藤村、晩翠ら当時の新体詩にあきたらず、「一世の文芸を指導せん」との抱負に発して、至難な西欧近代詩の翻訳にたずさわり、かずかずの名訳を遺した。本書は、その高雅な詩語をもって、独立した創作とも見られる訳詩集である。

書誌情報

読み仮名 カイチョウオンウエダビンヤクシシュウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-119401-1
C-CODE 0192
整理番号 う-2-1
ジャンル 詩歌、全集・選書
定価 506円

著者プロフィール

上田敏

ウエダ・ビン

(1874-1916)1874(明治7)年生れ。東京大学英文科に学び、小泉八雲らに師事。モーパッサン、ツルゲーネフらの翻訳を収めた美文集『みをつくし』を刊行後、1903年夏目漱石と共に東大講師となる。フランス象徴派・高踏派の訳詩を発表、1905年にそれらをまとめ序を付した訳詩集『海潮音』を刊行する。森鴎外、永井荷風、北原白秋らと交遊し、詩作、翻訳、評論等に活躍した。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

上田敏
登録
詩歌
登録
全集・選書
登録

書籍の分類