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王朝まやかし草紙

諸田玲子/著

776円(税込)

発売日:2010/01/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

謎の和歌がおびきよせる死の影。源氏物語に想を得た、渾身の時代ミステリー。

時は平安。都では、東宮と契った女は物怪にとりつかれるという噂が流れていた。東三条家、温子姫の女房・弥生は、母・近江の死に関する妙な噂を耳にする。真相を探るため、旧知の人々を訪ねる弥生。母の遺した和歌が二つの噂に関係しているらしいと突き止めるが、周囲で次々と怪死事件が発生し……。愛憎と欲望渦巻く宮中を舞台に描く、時代ミステリー。『まやかし草紙』改題。

目次
第一章 華宴
第二章 狂宴
第三章 怨宴
第四章 終宴
解説 末國善己

書誌情報

読み仮名 オウチョウマヤカシゾウシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 544ページ
ISBN 978-4-10-119430-1
C-CODE 0193
整理番号 も-25-10
ジャンル 歴史・時代小説
定価 776円
電子書籍 価格 858円
電子書籍 配信開始日 2016/09/02

著者プロフィール

諸田玲子

モロタ・レイコ

1954年生まれ、外資系企業勤務の後、翻訳・作家活動に入る。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、2007年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、2012年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞、2018年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。ほかの著書に『お鳥見女房』シリーズ、『源内狂恋』(文庫化に際して『恋ぐるい』と改題)、『ちよぼ 加賀百万石を照らす月』など多数。

諸田玲子オフィシャルサイト (外部リンク)

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