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京に鬼の棲む里ありて

花房観音/著

649円(税込)

発売日:2024/08/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

『時代小説ザ・ベスト2023』選出「鬼の里」を収録! 京にうごめく男女の欲望を描く全6編。

比叡山麓の八瀬に住む人々は帝を守る鬼の子孫だと自らを誇る。里の娘かやは、貴人が囲う美貌の男妾、夜叉丸の世話をするうちに彼の苦しみを知り……(「鬼の里」)。仏道に邁進する私は、煩悩に溺れる者たちに呆れて比叡山を下りた。しかし洛中の六角堂で百日参籠を始めると、蠱惑的な香りの花を手に女が私を惑わせる……(「愚禿」)。嫉妬に劣情、尽きぬ欲望。男女の生き様を炙り出す京都時代短編集。

目次
鬼の里
ざこねの夜
朧の清水
愚禿
糺の森
母たちの大奥
解説 細谷正充

書誌情報

読み仮名 ミヤコニオニノスムサトアリテ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 大竹彩奈/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 272ページ
ISBN 978-4-10-120586-1
C-CODE 0193
整理番号 は-67-6
ジャンル 歴史・時代小説
定価 649円
電子書籍 価格 649円
電子書籍 配信開始日 2024/08/28

著者プロフィール

花房観音

ハナブサ・カンノン

1971(昭和46)年、兵庫県生れ。京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010(平成22)年に「花祀り」で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。2024年8月現在も京都でバスガイドを務める。著書に『寂花の雫』『指人形』『偽りの森』『花びらめくり』『くちびる遊び』『ゆびさきたどり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『果ての海』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』『京に鬼の棲む里ありて』、円居挽との共著『恋墓まいり・きょうのはずれ』、中村淳彦との共著『ルポ池袋 アンダーワールド』、エッセイ『シニカケ日記』など多数。

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