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ボケずに元気に80歳!―名医が明かすその秘訣―

新見正則/著

539円(税込)

発売日:2017/05/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「本好きはボケに注意!」健康に老いるためのとっておきの養生法満載。50歳以上必読です。

「本好きはボケに注意」「ボケないためには筋肉量が大事」の理由とは。「枯れるように逝きたいなら点滴するな」という根拠とは。認知症の母を介護した経験をもつ著者が、驚きの重要知識を明かします。手術後にボケるという危険、少々ボケてもできる趣味や習慣が大切、元気な80代の実例から学べること……。50代以上必読、健康に老いるための新常識。『死ぬならボケずにガンがいい』改題。

目次
はじめに
第一章 ボケずに元気な80歳の実例に学ぶ
大腸ガン肝転移、そして抗ガン剤拒否で元気
100歳の秘訣 貧乏な食事
進行胃ガンでも20年以上も元気という奇跡
ストレッチ、油絵、海老蔵
タバコ吸っても、肉食ばかりでも元気
いまでも現役の人たち
内臓脂肪が100超え、好きなことだけやる
ご主人の介護が長生きの秘訣
枯れるように
苦い経験
手術をするべきかどうか
ガンを宣告されてもリラックス。元新聞記者の24年
インフォームドコンセントは絶対か
お陰様でという言葉
精一杯生きて、そして
何が正しいかわからない
医学は「長生き」を目指してきたが
医療が進歩したから寿命が延びたのか?
死の前にある「認知症」――母を介護していて思うこと
生きてるってなんだろう
第二章 「ボケずに元気」でいるために、病院とどう付き合うか
健診を受けておけば安心ですか?
近所の医院か、大学病院か
専門化・細分化の弊害
こんな医者は、医者でもイヤだ
点滴に頼ると身体が臭くなる
漢方を手にすると
漢方はラムネと思って!
治療方針に迷ったら、この一言
すべてを主治医にまかせるか、セカンドオピニオンか
「できる限りのことをしてくれ」と言ってはいけない
70歳過ぎたらガンの手術はするな
老人の肺炎をこわがるな
食欲が落ちたら、無理しない
漢方は食べ物の延長、高齢者向き
「ピンピンコロリ」を望むなら薬に頼るな
当たり前のことが大事
第三章 「ボケずに元気」のために、知っておくと損しないこと
長生きの秘訣は?――すぐ答えられる人は元気な人
「免疫力を上げる」を信じるな
そもそも、人はいろいろ
数値を信じて不健康になる人
コレステロール値にだまされるな
デブはそんなに悪いのか?――肥満判定の不可解
高血圧基準と市場原理
数字なんてどうにでも料理できる
マイナスイメージの臨床研究は表に出ない
人間ドックを受ける医療従事者が少ないわけ
メタボ診断が患者を増やす
「患者様」とは呼ばない
医療は科学ではない
予防は本当に人体のためになっているか
死なない感染症にはかかったほうがいい
第四章 「科学的な根拠」を疑え――賢い患者になるために
「実験結果」と「因果関係」を疑え
因果関係の論調とエビデンス
抗ガン剤の有効性は、所詮確率論
エビデンスのある医療とは
因果関係よりも、相関関係から考える
プラセボ効果でモルヒネ様物質が脳から出る
第五章 50歳を過ぎたら――ボケないための養生法
ガンは細胞の老化
ガンは嫌だが、悪い選択肢ではないというこれだけの理由
ガンとどう向き合うか?
病気になるのも悪くない
薬を飲まないという選択肢――病気に慣れる
「健康ピラミッド」――(1)日常管理(2)漢方(3)西洋薬(4)新薬
年相応を受け入れる
本好き、テレビ好きは要注意
筋肉量が重要。歩かないのは危ない
お金をかけない、「ちょい運動」のススメ
ボケないでガンが理想
人はいろいろ、バランス、ゆるゆる、ちょっとの挑戦
こころの持ちようで病状が変わる
「まだ治らない」より「ずいぶん良くなった」と思いなさい
「運がいい!」と思えれば元気になれる
生きているのは運がいい証拠
医療に求めるものを変えましょう
長寿は勝者か?
いいと信じることをやりましょう!
第六章 死ぬならボケずにガンがいい
ボケた母を囲んで
母の大学ノート
母こそ認知症になりたくなかった
介護は道徳ではない――介護家族の複雑な本音
おわりに
解説 草野仁

書誌情報

読み仮名 ボケズニゲンキニハチジュッサイメイイガアカスソノヒケツ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 片岡樹里/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-120941-8
C-CODE 0147
整理番号 に-32-1
ジャンル 家庭医学・健康
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2017/11/17

著者プロフィール

新見正則

ニイミ・マサノリ

1959年京都府生まれ。1985年、慶應義塾大学医学部卒業後、英国オックスフォード大学で移植免疫学を学ぶ。専門は血管外科・消化器外科。セカンドオピニオンのパイオニアでもある。また漢方医としても研鑽を積む。認知症の母の介護経験もあり、帝京大学附属病院、愛誠病院で患者を診療している。2013年、イグノーベル賞医学賞を受賞。著書に、『西洋医がすすめる漢方』『仕事に効く! モダン・カンポウ』『患者必読 医者の僕がやっとわかったこと』『イグノーベル的バランス思考 極・健康力』など多数。

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