
ギリシア神話〔下〕
825円(税込)
発売日:1979/11/22
- 文庫
Q.巨石を背負うシーシュポス、カミュの名作でも知られる男の罪は? 西欧文芸を深々と理解するために。
妃の目をぬすんで恋人と逢引を重ねるゼウス大神とそれを嫉妬するへーラー。美を競う三女神、アプロディーテー、アテーナー、へ一ラーは審判役のパリスに賄賂を贈る。人間味あふれるギリシアの神々の物語は、古代ギリシア民族の生活をそのまま写しとったものであろう。西欧文芸の理解に欠くことのできないギリシア神話を、著者独特の文体で読みやすく書きおろした待望の書。
書誌情報
読み仮名 | ギリシアシンワ2 |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 448ページ |
ISBN | 978-4-10-122402-2 |
C-CODE | 0114 |
整理番号 | く-6-2 |
ジャンル | 宗教 |
定価 | 825円 |
著者プロフィール
呉茂一
クレ・シゲイチ
(1897-1977)東京生れ。東京大学英文科卒業後、オクスフォード大、ウィーン大に学ぶ。「思想」に発表したギリシア・ローマ文学に関する随想と『ギリシア抒情詩選』の訳業で、西洋古典学者としての地歩を定めた。東大、名大教授のほか、在ローマ日本文化会館の初代館長として日伊文化の交流に尽した。主な訳書に、『イーリアス』『オデュッセイア』『アガメムノーン』などがある。
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