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小説以外

恩田陸/著

649円(税込)

発売日:2008/05/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

本に愛され、本を愛する作家の秘密に迫る解体全書! デビューから14年間の全エッセイ。

本好きが嵩じて作家となった著者は、これまでどのような作品を愛読してきたのか? ミステリー、ファンタジー、ホラー、SF、少女漫画、日本文学……あらゆるジャンルを越境する読書の秘密に迫る。さらに偏愛する料理、食べ物、映画、音楽にまつわる話、転校が多かった少女時代の思い出などデビューから14年間の全エッセイを収録。本に愛され、本を愛する作家の世界を一望する解体全書。

目次
まえがき
春は恐怖の季節。
「恐怖」ということ
百組の「ロミオとジュリエット」
憂鬱な音楽
東京の隙間
本格推理小説作家への道
入口探し
女性の間に格闘技が流行る!?
『日本文化』という不思議
……AND MUCH,0MUCH MORE
風景小説法
虚構のなかの儀式
週末の風景
驚きの『ケイヴマン』
二重生活
時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5
記憶の再生
『女囮捜査官 聴覚』解説
恐るべき思春期
『ロミオとロミオは永遠に』新連載にあたって
密室、この様式美の極み
読めないことがつらかった
海外ミステリ マイベスト7
恐怖の瞬間
念願かなって……
「六番目の小夜子」に寄せて
四人姉妹は小説そのものである
あまりにも確信犯的な
正しいビール飲みと本格ミステリ作家について
ネバーランドの内と外で
家族の最小単位は何人か?
記憶の中のクリスティー、記憶の中の殺人
ロマンチック・コメディの生きやすい世界を!
時を超えるという悲劇
そしてみんなSFになったあとは……
深夜の肴
赤ワインと豚汁
残滓と予感の世代
文庫SFマイ・ベスト5
想い出TVジョン・「署長マクミラン」
あるアニバーサリー
初めてお手紙さしあげます。
恐るべき入口
いつも旅の味方
『ネバーランド』ドラマ化に寄せて
『精霊狩り』から始まった
百戦錬磨のストーリーテラー
懐かしく悩ましきABC殺人事件
ゴージャスな最前線
加速した世界が失ったもの
世界への憧れ 冒険物語から
「町が持つ記憶」の魅力
ヒロインの成長描く大長編
バーチャル飼主
外から己見る視点に衝撃
本を読む以外の時間は……
ファンタジーの結末
旅する読書
善と悪の昼と夜
記憶の図書館
絶望の娯しみ
『ピースメーカー』取材の記
映画『木曜組曲』に寄せて
本屋さんさえあれば……
ジェイムズ、ハンコック、密室劇
次の十年
読書の時間
私がウィリスの小説に当惑してきたわけ
週末のFAX
声に出して読む……
旅人たち
これだからイギリス人は……
ファンタジーの正体
『ゲド戦記』は完結したか
果時以に送る手紙
私の青春の一冊・司馬遼太郎『坂の上の雲』
誰が世界を変えるのか
架空長編アンソロジー
ラジオを聴きながら……
タイトルの付け方
テレビ
オニオングラタン
印字シール
ティーポット
先行予約
月世界
この「大小説」を読みたい・『ユリシーズ』
自分の葬式に流してもらいたい歌謡曲
いつかどこかで出会った女たち。
私のゴシック・ロマン
付箋好き
続編の陥穽
一人で歩ける女たち
あなたがリメイクっ! 「プリズナーNo.6」
ストレスと料理本について
修行
哀しみを伴った何かが、まとわりつくように蘇る。
私たちは怪談を必要としている
アメリカ人の文学キング
ひたすら羨ましい小説
青春はいつだって暗号である
予告編と本編の間で
回想と予感
敬意と破壊と
合唱と大判焼きとミステリと
いつも探した別の国
『続巷説百物語』解説
日本に乱歩がいてくれて本当によかった
憧れの職業
聴く歓びを与えてくれた「夭逝の天才ピアニスト」
ロボットといえば
短編を読む・「開いた窓」
本屋大賞「受賞のことば」
あとがき
文庫版あとがき

著作リスト

書誌情報

読み仮名 ショウセツイガイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-123418-2
C-CODE 0195
整理番号 お-48-7
ジャンル エッセー・随筆
定価 649円
電子書籍 価格 715円
電子書籍 配信開始日 2015/05/22

著者プロフィール

恩田陸

オンダ・リク

1964(昭和39)年、宮城県生れ。1992(平成4)年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で本屋大賞受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞した。

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