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朝日のようにさわやかに

恩田陸/著

737円(税込)

発売日:2010/06/01

いろんな味を贅沢に取り揃えました。物語に愛された作家が贈るとびっきり美味しい短編集。

葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。

目次
水晶の夜、翡翠の朝
ご案内
あなたと夜と音楽と
冷凍みかん
赤い毬
深夜の食欲
いいわけ
一千一秒殺人事件
おはなしのつづき
邂逅について
淋しいお城
楽園を追われて
卒業
朝日のようにさわやかに
あとがき
文庫版あとがき

書誌情報

読み仮名 アサヒノヨウニサワヤカニ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-123420-5
C-CODE 0193
整理番号 お-48-9
ジャンル 文芸作品
定価 737円
電子書籍 価格 671円
電子書籍 配信開始日 2015/05/22

著者プロフィール

恩田陸

オンダ・リク

1964(昭和39)年、宮城県出身。早稲田大学卒。1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞を、2017年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国常野物語』『ライオンハート』『私と踊って』『夜の底は柔らかな幻』『スキマワラシ』『灰の劇場』などがある。

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