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神隠し

藤沢周平/著

693円(税込)

発売日:1983/09/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

失踪から三日、お内儀は不思議な色香をたたえ帰ってきた……。市井の哀歓を情感深く描き出す江戸庶民十一景。

伊沢屋の内儀お品が不意に姿を消した。三日後にひょっこり戻ってきたが、やつれながらも何故か凄艶さを漂わせている……。意表をつく仕掛けの表題作ほか、家出した孫の帰りを待ちわびる老婆を襲う皮肉な運命『夜の雷雨』、記憶を失った娘が子供のない夫婦にもたらしたひと時の幸福『小鶴』など、市井に生きる人々の感情の機微を、余情溢れる筆致で織り上げた名品全11編。

  • テレビ化
    三屋清左衛門残日録―あの日の声―(2022年9月放映)
目次
拐し
昔の仲間
疫病神
告白
三年目

桃の木の下で
小鶴
暗い渦
夜の雷雨
神隠し
あとがき

解説 伊藤桂一

書誌情報

読み仮名 カミカクシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 368ページ
ISBN 978-4-10-124706-9
C-CODE 0193
整理番号 ふ-11-6
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 693円
電子書籍 価格 616円
電子書籍 配信開始日 2008/05/01

著者プロフィール

藤沢周平

フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。

判型違い

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