
ヒコベエ
693円(税込)
発売日:2014/04/30
- 文庫
- 電子書籍あり
『国家の品格』の著者が初めて綴った自伝的小説。卑怯者は許さないぞ!
満州で戦禍に巻きこまれ、命からがら日本へ引き揚げてきたヒコベエ一家は、信州諏訪に身を寄せる。なだらかな稜線を描く山や緑深い自然に囲まれ、ヒコベエは腕白坊主に成長する。やがて一家に訪れた転機。母の小説がベストセラーになり、父も作家の道を歩み始め……。貧しくとも家族は支え合い励まし合って暮していた。日本そして日本人が懸命に生きた昭和20年代を描く自伝的長編。
目次
第一章 五歳のガキ大将
第二章 信州の夏
第三章 学校の孤独
第四章 武蔵野のわが家
第五章 先生への敬慕
第六章 思いがけない告白
第二章 信州の夏
第三章 学校の孤独
第四章 武蔵野のわが家
第五章 先生への敬慕
第六章 思いがけない告白
あとがき
ヒコベエの背中に祝福を 小川洋子
ヒコベエの背中に祝福を 小川洋子
書誌情報
読み仮名 | ヒコベエ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 400ページ |
ISBN | 978-4-10-124813-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ふ-12-13 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 693円 |
電子書籍 価格 | 693円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/06/24 |
著者プロフィール
藤原正彦
フジワラ・マサヒコ
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。1978年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『遥かなるケンブリッジ』『父の威厳 数学者の意地』『心は孤独な数学者』『国家の品格』『この国のけじめ』『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞)『ヒコベエ』『日本人の誇り』『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞)『日本人の矜持』『藤原正彦、美子のぶらり歴史散歩』『国家と教養』等。新田次郎と藤原ていの次男。
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