エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―
649円(税込)
発売日:2016/05/28
- 文庫
- 電子書籍あり
北ヨーロッパの小国。その被支配の歴史と豊かな自然に触れ、思いを丹念に綴る旅行記。
首都に巡らされた不思議な地下通路。昔の生活が残る小さな島の老婆たち。古いホテルの幽霊。海辺の葦原。カヌーで渡る運河の涼やかな風。そして密かに願ったコウノトリとの邂逅は叶うのか……。北ヨーロッパの小国エストニア。長い被支配の歴史を持つこの国を訪れた著者が出会い、感じたものは。祖国への熱情を静かに抱き続ける人々と、彼らが愛する自然をつぶさに見つめた九日間の旅。
書誌情報
読み仮名 | エストニアキコウモリノコケニワノコモレビウミノアシ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
雑誌から生まれた本 | 考える人から生まれた本 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-10-125342-8 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | な-37-12 |
ジャンル | エッセー・随筆、歴史・地理・旅行記 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 649円 |
電子書籍 配信開始日 | 2022/05/27 |
著者プロフィール
梨木香歩
ナシキ・カホ
1959(昭和34)年生れ。小説に『丹生都比売 梨木香歩作品集』『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『岸辺のヤービ』など、またエッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』『エストニア紀行』『やがて満ちてくる光の』『炉辺の風おと』『歌わないキビタキ』などがある。
判型違い(単行本)
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