
想い出あずかります
572円(税込)
発売日:2013/11/28
- 文庫
毎日が特別だったあの頃の想い出も人は忘れられるものなの? 「わけもなく涙が出るのは、昔、私も“あずけた”からなのかも。」(杏さん モデル・女優・シンガー)
子供たちしか知らない秘密。岬の崖の下に石造りの家があって、魔法使いが「おもいで質屋」を営んでいた。想い出を担保にお金を貸してくれるという。でも二十歳までに取り戻さないと想い出は返ってこない。中学生の里華は、魔法使いと出会ってすっかり仲良しになり、共に青春の季節を駆け抜けてゆく。やがて二十歳を迎えた時……。きらきらと胸を打つ、あの頃が蘇る魔法のストーリー。
書誌情報
読み仮名 | オモイデアズカリマス |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 320ページ |
ISBN | 978-4-10-125681-8 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | よ-38-1 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 572円 |
著者プロフィール
吉野万理子
ヨシノ・マリコ
1970(昭和45)年、神奈川県出身。新聞社、出版社勤務などを経て、2005(平成17)年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。他の著書に『雨のち晴れ、ところにより虹』『今夜も残業エキストラ』『想い出あずかります』『海岸通りポストカードカフェ』『空色バウムクーヘン』『連れ猫』『ロバのサイン会』『イモムシ偏愛記』『忘霊トランクルーム』など多数。『チームふたり』に始まる「チーム」シリーズや『いい人ランキング』『部長会議はじまります』など、児童向けの作品も精力的に執筆している。脚本では『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭ラジオドラマ部門優秀賞受賞。
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