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最長片道切符の旅

宮脇俊三/著

880円(税込)

発売日:1983/04/27

  • 文庫

北海道から鹿児島まで、34日間で行く日本一遠回りの旅。熱狂的ファンを生んだ伝説の鉄道紀行文。

国鉄全線完乗を果した著者が、次に挑んだのは日本一の遠回り〈一筆書き切符〉の旅。北海道・広尾から鹿児島・枕崎まで、最短経路で2764.2キロ。ところが〈最長片道切符〉のルートだと13319.4キロ。これは最短経路の4.8倍、地球の直径に相当する。――10月13日、時刻表と地図を片手に広尾を出発、紅葉前線と共に南下し、正味34日間で乗り終えるまでの真剣でユーモラスな大旅行。

書誌情報

読み仮名 サイチョウカタミチキップノタビ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 450ページ
ISBN 978-4-10-126802-6
C-CODE 0126
整理番号 み-10-2
ジャンル 鉄道
定価 880円

著者プロフィール

宮脇俊三

ミヤワキ・シュンゾウ

(1926-2003)1926(大正15)年、埼玉県に生れる。東京大学西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。「日本の歴史」「世界の歴史」シリーズ、中公新書の創刊等を手掛ける。出版部長、中央公論編集長等を経て、1978年退社。同年刊行の国鉄全線完乗記『時刻表2万キロ』で日本ノンフィクション賞を受賞する。『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』『中国火車旅行』等で文芸の一ジャンルとしての鉄道紀行文学を確立した。『古代史紀行』等の歴史紀行、泉鏡花文学賞を受けた小説集『殺意の風景』がある。1999年、菊池寛賞を受賞。2003年2月26日、病没。『宮脇俊三鉄道紀行全集』全6巻(角川書店)がある。

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