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うらおもて人生録

色川武大/著

737円(税込)

発売日:1987/11/25

書誌情報

読み仮名 ウラオモテジンセイロク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-127002-9
C-CODE 0195
整理番号 い-21-2
ジャンル 文芸作品、エッセー・随筆、評論・文学研究、文学賞受賞作家、ノンフィクション、ビジネス・経済
定価 737円

優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ……。著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。

目次
さて、なにから――の章
人を好きになること――の章
男女共学じゃないから――の章
速攻性とはべつの話――の章
劣等生の弁――の章
学歴というもの――の章
俺の中学時代――の章
トコロテンB29――の章
優劣に大差なし――の章
もう手おくれかな――の章
戦争が終わった時――の章
掏摸になれない――の章
どこも辛抱できなくて――の章
プロはフォームの世界――の章
一一三の法則――の章
九勝六敗を狙え――の章
立ちどきの問題――の章
黒星の算えかた――の章
運は結局ゼロ――の章
実力は負けないためのもの――の章
眺めるということ――の章
また予選クラス――の章
何を眺めるか――の章
無人島での関係――の章
嫁に行った晩――の章
まず負け星から――の章
負けてから打ち返し――の章
マラソンのように――の章
受け身と小手返し――の章
我は狐と思えども――の章
天使のような男――の章
俺は淀まないぞ――の章
だまされながらだます――の章
八百長じみた贈り物――の章
大きな得点を与えれば――の章
向上しながら滅びる――の章
一歩後退、二歩前進――の章
バックして走る――の章
自分から二軍に行って――の章
スケール勝ちが一番――の章
前哨戦こそ大切――の章
動いちゃいけないとき――の章
追い討ちはやめよう――の章
先をとること――の章
勝ち癖負け癖――の章
一病息災――の章
一病の持ちかた――の章
つけ合わせに能力を――の章
欠陥車の生き方――の章
最高の生き方――の章
野良猫の兄弟――の章
お母さま方へ――の章
桜島を眺めて――の章
球威をつける法――の章
おしまいに――の章
解説 西部 邁
カット 和田 誠

どういう本?

タイトロジー(タイトルを読む)

 いつかも書いたことがあるけれど、正反対のものを、すくなくとも二つやってみることだね。勉強したら遊べ。遊んだら勉強しろ。
 スポーツをやったら、坐禅を組んでみろ。都会に住んだら、田舎に行け。大酒を呑んだら、禁酒してみろ。殺人をしたら、人のために死ね。これはちょっと極端だな。
 勝ったり負けたりとはそいういうことだよ。そうしているうちに、両方の最高がわかってくる。
 一方向だけでは、それが普通のように思えてしまって、なかなかヴィヴィッドな認識ができない。プラスとマイナスとをやって、マイナスしたらすぐに切ッ返す。この切ッ返しができるのが、強い奴なんだ。(本書362ぺージ)

著者プロフィール

色川武大

イロカワ・タケヒロ

(1929-1989)東京生れ。東京市立三中に入るが、学校になじめず中退。戦後の数年間、放浪と無頼、映画と演劇の日々をおくる。雑誌編集を経て、1961年「黒い布」で中央公論新人賞を受賞。その後、阿佐田哲也名義で『麻雀放浪記』など多くの麻雀小説を手掛ける。1977年『怪しい来客簿』で泉鏡花賞、1978年『離婚』で直木賞、1981年「百」で川端康成賞をそれぞれ受賞する。1988年には『狂人日記』で読売文学賞を受賞した。他の作品に『引越貧乏』『生家へ』『恐婚』など。

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