白い夏の墓標
693円(税込)
発売日:1983/01/27
- 文庫
- 電子書籍あり
ウィルスに憑かれた男。医学の闇を突く、作家・帚木蓬生の原点。
パリで開かれた肝炎ウィルス国際会議に出席した佐伯教授は、アメリカ陸軍微生物研究所のベルナールと名乗る見知らぬ老紳士の訪問を受けた。かつて仙台で机を並べ、その後アメリカ留学中に事故死した親友黒田が、実はフランスで自殺したことを告げられたのだ。細菌学者の死の謎は真夏のパリから残雪のピレネーへ、そして二十数年前の仙台へと遡る。抒情と戦慄のサスペンス。
目次
第一章 吸着(アタッチメント)
第二章 侵入(ペネトレーション)
第三章 脱殻(アンコーティング)
第四章 転写(トランスクリプション)
第五章 成熟(マチュレーション)
第六章 放出(リリース)
第二章 侵入(ペネトレーション)
第三章 脱殻(アンコーティング)
第四章 転写(トランスクリプション)
第五章 成熟(マチュレーション)
第六章 放出(リリース)
解説 高見浩
書誌情報
読み仮名 | シロイナツノボヒョウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 368ページ |
ISBN | 978-4-10-128801-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | は-7-1 |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
定価 | 693円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/11/14 |
著者プロフィール
帚木蓬生
ハハキギ・ホウセイ
1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。2023年8月現在は精神科医。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『国銅』『風花病棟』『天に星 地に花』『受難』『悲素』『襲来』『花散る里の病棟』といった小説のほか、新書、選書、児童書などにも多くの著作がある。
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