ヒトラーの防具〔上〕
869円(税込)
発売日:1999/04/26
- 文庫
- 電子書籍あり
「贈ヒトラー閣下」と書かれた剣道の防具。そして、ひとりの男の数奇な人生。
東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈 ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたも のだという。この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男 の数奇な人生を物語っていた――。1938年、ベルリン駐在武官補佐官となった日独混血の青年、香田光彦がドイツで見たものとは、いったい何だったのか? 『総統の防具』改題。
書誌情報
読み仮名 | ヒトラーノボウグ1 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 560ページ |
ISBN | 978-4-10-128809-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | は-7-9 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 869円 |
電子書籍 価格 | 869円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/11/14 |
著者プロフィール
帚木蓬生
ハハキギ・ホウセイ
1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。2023年8月現在は精神科医。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『国銅』『風花病棟』『天に星 地に花』『受難』『悲素』『襲来』『花散る里の病棟』といった小説のほか、新書、選書、児童書などにも多くの著作がある。
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