朽ちていった命―被曝治療83日間の記録―
649円(税込)
発売日:2006/09/28
- 文庫
大量の放射線を浴びた瞬間から、彼の体は壊れていった――。
1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった──。「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生をやめ次第に朽ちていく体。前例なき治療を続ける医療スタッフの苦悩。人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問う渾身のドキュメント。『東海村臨界事故―被曝治療83日間の記録―』改題。
書誌情報
読み仮名 | クチテイッタイノチヒバクチリョウハチジュウサンニチカンノキロク |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 228ページ |
ISBN | 978-4-10-129551-0 |
C-CODE | 0147 |
整理番号 | え-16-1 |
ジャンル | ノンフィクション、エネルギー |
定価 | 649円 |
著者プロフィール
NHK「東海村臨界事故」取材班
エヌエイチケイトウカイムラリンカイジコシュザイハン
岩本裕
イワモト・ヒロシ
NHK報道局科学文化部デスク。2001年5月に放送されたNHKスペシャル「被曝治療83日間の記録~東海村臨界事故~」は、第56回文化庁芸術祭テレビ部門優秀賞や第42回モンテカルロ国際テレビ祭ニュース番組部門・時事問題番組ゴールドニンフ賞をはじめ、内外の数々の賞を受賞した。番組取材を元に書き上げた本書は、第2回新潮ドキュメント賞の最終候補作となった。
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