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血の日本史

安部龍太郎/著

990円(税込)

発売日:1993/08/31

書誌情報

読み仮名 チノニホンシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-130511-0
C-CODE 0193
整理番号 あ-35-1
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 990円
電子書籍 価格 869円
電子書籍 配信開始日 2016/12/16

時代の頂点で敗れ去った悲劇のヒーローたちを描く46編。

反乱、暗殺、裏切り、虐殺、謀略。栄耀栄華を極めた者は、明日は無残な敗者となった――。長屋王、平将門、千利休、田沼意次、坂本龍馬、西郷隆盛ら、時代の頂点で敗れ去った悲劇のヒーローたちの人間ドラマを、気鋭の時代小説作家が生き生きと描きだす。大和時代から明治維新まで、千三百年にわたるわが国の歴史を四十六の短編小説によって俯瞰する、新しい《日本通史》の試み!

目次
五七 倭奴国、光武帝より金印を賜わる
二三九 卑弥呼、魏王より倭王の称を賜わる
五二七 筑紫国造・磐井、征新羅軍を阻み叛乱 †大和に異議あり
五六二 任那の日本府滅ぶ
六四三 蘇我入鹿、山背大兄皇子を討つ †蘇我氏滅亡――前編
六四五 中大兄皇子、蘇我入鹿を暗殺 †蘇我氏滅亡――後編
六七二 壬申の乱
七一〇 平城京に遷都
七二九 長屋王、謀叛の疑いで糾問され自殺 †長屋王の変
七九四 平安京に遷都
八六六 応天門が炎上、伴善男ら流刑 †応天門放火
九三九 平将門挙兵し新皇と自称 †鉄身伝説
九九六 藤原伊周・隆家、道長によって左遷
一〇六二 源頼義、安倍貞任・宗任を破る(前九年の役) †北上燃ゆ
一〇八七 源義家、清原家衡・武衡らを謀殺(後三年の役) †陸奥の黄金
一一一三 醍醐寺の僧・仁寛、天皇暗殺の計画が発覚、配流 †比叡おろし
一一五六 保元の乱起こり、崇徳上皇配流、源為朝大島に流刑 †鎮西八郎見参
一一五九 平清盛、藤原信頼・源義朝らを破る(平治の乱) †六波羅の皇子
一一七七 平家打倒の陰謀発覚、俊寛ら流罪となる(鹿ケ谷の陰謀) †鬼界ガ島
一一八〇 源頼朝、伊豆で挙兵
一一八四 木曽義仲、義経・範頼に討たれ、粟津にて敗死 †木曽の駒王
一一八五 屋島の戦いにて平家滅亡、安徳帝没
一一八九 義経、衣川で敗死、頼朝、奥州征伐に出発 †奥州征伐
一一九二 頼朝、鎌倉幕府を開く
一一九三 曽我兄弟、工藤祐経を討つ
一二一九 公暁、源実朝を暗殺 †八幡宮雪の石階
一二二一 後鳥羽上皇、討幕のため挙兵(承久の乱) †王城落つ
一二七四 蒙古軍、対馬・壱岐を経て筑前に襲来 暴風のため壊滅 †異敵襲来
一二八一 蒙古軍再度の来襲、暴風にて敗走
一三三二 護良親王、吉野で挙兵、楠木正成もこれに呼応 †大峰山奇談――前編
一三三三 護良親王、征夷大将軍に 翌年、流罪となる †大峰山奇談――後編
一三五一 高師直、足利直義と争い、京都騒擾のはてに討たれる †霧に散る
一四〇一 足利義満、明・朝鮮に使節を派遣
一四三五 延暦寺衆徒、根本中堂に放火 †山門炎上
一四六七 応仁の乱起こる
一四八六 上杉定正、太田道灌を相模に殺す †道灌暗殺
一五五一 大内義隆、陶隆房に襲われ山口を出奔し自殺 †末世の道者
一五六五 将軍足利義輝、三好義継・松永久秀らに殺される †松永弾正
一五七六 織田信長、安土城を築く
一五八一 信長、高野聖千余人を斬る †余が神である
一五八二 明智光秀、信長を本能寺に討つ
一五九一 千利休、自殺す †沈黙の利休
一五九二 秀吉、朝鮮へ出兵
一五九五 秀吉、秀次を高野山に追い自殺させる †性
一六〇〇 関ケ原の戦い 西軍敗走
一六〇九 烏丸光広らの公家衆、姦淫により罰せられる †姦淫
一六一五 大坂城落城、淀君・秀頼自害 †大坂落城
一六二九 後水尾天皇、紫衣事件に不満、譲位
一六三三 鎖国令
     徳川忠長、高崎の配所で自殺 †忠長を斬れ
一六五一 由比正雪、幕府転覆の陰謀露顕(慶安事件) †浪人弾圧
一六五七 振袖火事(明暦の大火)
     旗本・水野十郎左衛門、幡随院長兵衛を殺す †男伊達
一六七二 江戸・浄瑠璃坂で仇討事件起こる †雛形忠臣蔵
一六八三 八百屋お七、火刑に処せられる †お七狂乱
一六八七 生類憐みの令発布される
一七〇二 赤穂浪人、吉良義央を討つ
一七〇四 初代市川団十郎、市村座で横死 †団十郎横死
一七〇九 幕府、新井白石を登用
一七一四 幕府、大奥老女・絵島らを処罰する †絵島流刑
一七四六 加賀藩、大槻朝元に蟄居を命じる(加賀騒動) †加賀騒動――前編
一七四八 加賀藩の大槻朝元、配所で自殺 †加賀騒動――後編
一七八四 佐野政言、田沼意知を江戸城中に刺す †世直し大明神
一七九二 ロシア使節、通商を求め来航
一八二三 松平外記、江戸城内で本多伊織らを斬り、自殺 †外記乱心
一八二五 幕府、異国船の打ち払いを指令
一八三七 大塩平八郎、大坂で叛乱、鎮圧さる †大塩平八郎の乱
一八三九 幕府、渡辺崋山・高野長英を捕える
一八五二 銭屋五兵衛、獄死 †銭屋丸難破
一八五三 ペリー、浦賀に来航
一八五四 日米和親条約締結、下田・箱館港開港
一八五八 日米修好通商条約締結
一八五九 幕府、吉田松陰を処刑
一八六二 薩摩藩士・有馬新七ら、島津久光の命で斬られる †寺田屋騒動
一八六四 池田屋騒動
一八六六 孝明天皇没 †孝明天皇の死
一八六七 坂本龍馬・中岡慎太郎、暗殺さる †龍馬暗殺
一八六八 戊辰戦争ののち明治と改元
一八七一 岩倉具視ら、欧米へ派遣さる
一八七四 佐賀の乱
一八七七 西南戦争起こり隆盛自刃、翌年、大久保利通暗殺 †俺たちの維新
一八八九 大日本帝国憲法発布

解説 縄田一男

著者プロフィール

安部龍太郎

アベ・リュウタロウ

1955年、福岡県生れ。1990年『血の日本史』でデビュー。『黄金海流』『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』等の重厚かつサスペンスフルな時代小説を連打、その頃に「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という伝説が生れた。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、2013年『等伯』で直木賞を受賞。近作に『冬を待つ城』『姫神』『義貞の旗』『海の十字架』等がある。

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