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魂萌え!〔下〕

桐野夏生/著

605円(税込)

発売日:2006/11/28

  • 文庫

剥き出しの女が荒ぶる。第5回婦人公論文芸賞受賞作。

夫の愛人と修羅場を演じるなんて、これが自分の人生なのか。こんなにも荒々しい女が自分なのか。カプセルホテルへのプチ家出も、「あなたをもっと知りたい」と囁く男との逢瀬も、敏子の戸惑いを消しはしない。人はいくら歳を重ねても、一人で驚きと悩みに向き合うのだ。「老い方」に答えなんて、ない。やっぱり、とことん行くしかない! 定年後世代の男女に訪れる、魂の昂揚を描く。

  • 映画化
    魂萌え!(2007年1月公開)

書誌情報

読み仮名 タマモエ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-130634-6
C-CODE 0193
整理番号 き-21-4
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 605円

著者プロフィール

桐野夏生

キリノ・ナツオ

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頰』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2011年『ナニカアル』で読売文学賞、2023年『燕は戻ってこない』で毎日芸術賞と吉川英治文学賞を受賞など、主な文学賞を総なめにする。ほかにも『ポリティコン』『ハピネス』『バラカ』『日没』など著書多数。2015年、紫綬褒章を受章。2021年早稲田大学坪内逍遙大賞、2024年日本芸術院賞を受賞。2021年より日本ペンクラブ会長。

桐野夏生HP -BUBBLONIA- (外部リンク)

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