ドナウの旅人〔下〕
935円(税込)
発売日:1988/06/29
- 文庫
- 電子書籍あり
絹子は娘・麻沙子の説得にも応じず、ドナウの終点、黒海まで行くと言い張る。絹子の若い愛人・長瀬の旅の目的に不安を感じた麻沙子とシギィは、二人に同行することにした。東西3000キロ、七ヶ国にまたがるドナウの流れに沿って二組の旅は続く。様々な人たちとの出逢い、そして別れ――。母と娘それぞれの、年齢を超えた愛と、国籍を超えた愛を、繊細な筆致で描き上げた人生のロマン。
目次
オペラハウス
二つの街黒い瞳
セルビアの血
葡萄の道
鉄路
さいはての雪
解説 赤松大麓
書誌情報
読み仮名 | ドナウノタビビト2 |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 576ページ |
ISBN | 978-4-10-130704-6 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-12-4 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 935円 |
電子書籍 価格 | 770円 |
電子書籍 配信開始日 | 2013/10/04 |
著者プロフィール
宮本輝
ミヤモト・テル
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため2年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)『水のかたち』『田園発 港行き自転車』等著書多数。2010 (平成22)年、紫綬褒章受章。2018年、37年の時を経て「流転の海」シリーズ全九部(毎日芸術賞)を完結させた。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る