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随筆集 一私小説書きの弁

西村賢太/著

482円(税込)

発売日:2011/05/01

書誌情報

読み仮名 ズイヒツシュウイチワタクシショウセツカキノベン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-131283-5
C-CODE 0195
整理番号 に-23-3
ジャンル エッセー・随筆、文学賞受賞作家
定価 482円

文学史の闇に葬られた、「師」藤澤清造への思い――。新芥川賞作家の初エッセイ集。【解説】高田文夫

落魄の半生を経て、貧窮と性病の果てに凍死した大正時代の私小説家・藤澤清造。その代表作「根津權現裏」に、真の同類を認めた衝撃から歿後弟子を名乗った著者。爾来、清造の偏見払拭と全集の刊行を生涯の務めと決意し、いつしか自身も時流に背いた私小説を書き出すに至った、「師弟」関係の始まりを含む関連エッセイを集成した。「なぜ清造だったのか」、その答えがここにある。

目次
『藤澤清造全集』編輯にあたって
藤澤清造 略年譜
藤澤清造――自滅覚悟の一踊り
清造忌 雪に埋もれず 藤澤清造歿後七十年に
戯作者を目指した“文士道”
藤澤清造と故郷
どうで死ぬ身の一踊り
藤澤清造
「清造忌」を営んで
異端者の悲しみ 『稚兒殺し 倉田啓明譎作集』解説
狷介なる試金石
清造忌
藤澤清造と田山花袋――その接点の一端
随伴を拒絶する私小説 『飆風』車谷長吉
侃侃諤諤
「女地獄」を憶う
藤澤清造の名刺
『どうで死ぬ身の一踊り』跋
リアルな体液 『少女@ロボット』宮崎誉子
清造戯曲の初上演
清造論のつもりが
震えました……
慊い
十年一日
師事の原点
忘我の為に 映画「酔いどれ詩人になるまえに」
『二度はゆけぬ町の地図』あとがき
咬ませ犬の戸惑い
松の内抜萃
いずれ役立つ物
私のこだわり
小貧民の愚痴
『小銭をかぞえる』あとがき
鶴田浩二 「傷だらけの人生」
積年の思い溢るる
骨がらみ
『瘡瘢旅行』あとがき
一私小説書きの弁
あとがき
文庫化に際してのあとがき
解説 高田文夫

著者プロフィール

西村賢太

ニシムラ・ケンタ

(1967-2022)東京都生れ。中卒。2007(平成19)年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、2011年「苦役列車」で芥川賞を受賞。刊行準備中の『藤澤清造全集』(全五巻別巻二)を個人編輯。文庫版『根津権現裏』『藤澤清造短篇集』を監修。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集 一私小説書きの弁』『人もいない春』『西村賢太対話集』『随筆集 一日』『一私小説書きの日乗』『棺に跨がる』『形影相弔・歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自選短篇集』『やまいだれの歌』『痴者の食卓』ほか。

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