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レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち―

石井光太/著

649円(税込)

発売日:2012/10/30

  • 文庫

路上を彷徨う幼子は、やがて死体を売り捌く悪魔へと変貌する。「情熱大陸」出演で話題! 東日本大震災を見つめた『遺体』の原点がここにある。

二〇〇二年、冬。インドの巨大都市ムンバイ。路上にたむろする女乞食は一様に乳飲み子を抱えていた。だが、赤ん坊はマフィアからの「レンタルチャイルド」であり、一層の憐憫を誘うため手足を切断されていたのだ。時を経て成長した幼子らは“路上の悪魔”へと変貌を遂げる──。三度の渡印で見えた貧困の真実と、運命に翻弄されながらも必死に生きる人間の姿を描く衝撃作。

目次
第一部 傷つけられし子の群れ
第二部 幼き者たちの黒い城
第三部 街の夜明けと離散
文庫版あとがき

書誌情報

読み仮名 レンタルチャイルドカミニモテアソバレルマズシキコドモタチ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-132533-0
C-CODE 0195
整理番号 い-99-3
ジャンル ノンフィクション
定価 649円

著者プロフィール

石井光太

イシイ・コウタ

1977年、東京都生まれ。海外の最深部に分け入り、その体験を元に『物乞う仏陀』を上梓。斬新な視点と精密な取材、そして読み応えのある筆致でたちまち人気ノンフィクション作家に。近年はノンフィクションだけでなく、小説、児童書、写真集、漫画原作、シナリオなども発表している。主な作品に『絶対貧困』『遺体』『43回の殺意』『「鬼畜」の家』『近親殺人』『こどもホスピスの奇跡』(いずれも新潮社)『本当の貧困の話をしよう』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(ともに文藝春秋)『教育虐待 ─子供を壊す「教育熱心」な親たち』(ハヤカワ新書)など。

石井光太 公式ホームページ (外部リンク)

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