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日本原爆開発秘録

保阪正康/著

649円(税込)

発売日:2015/04/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

昭和史の泰斗が貴重なインタビューをもとに戦時下の原爆製造「極秘計画」の全貌に迫る!

戦時下で秘密裡に進められていた「ニ号研究」「F号研究」という日本の原爆製造計画。戦局の挽回を期し、軍部が命じて科学者の叡智を集めた研究の全貌とは……。昭和史研究の第一人者が、膨大な資料と関係者への貴重なインタビューをもとに、戦後、原発立国へと舵を切った日本の「原子力前史」を繙き、現代との因果を詳らかにする。『日本の原爆─その開発と挫折の道程』改題。

目次
はじめに
第一章 原子爆弾製造計画の始まり
第二章 大量殺戮兵器待望の国民心理
第三章 陸軍の原爆製造計画「ニ号研究」(その1)
第四章 陸軍の原爆製造計画「ニ号研究」(その2)
第五章 海軍の「F号研究」の歩みと実態
第六章 終戦前後の科学者と軍人
第七章 原子爆弾から原子力発電へ――平和利用は幻なのか
おわりに
あとがき
文庫版あとがき
主要参考文献
原爆製造計画と原子力発電の狭間  〈対談〉吉岡斉・保阪正康

書誌情報

読み仮名 ニホンゲンバクカイハツヒロク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-133373-1
C-CODE 0195
整理番号 ほ-19-3
ジャンル ノンフィクション、日本史
定価 649円
電子書籍 価格 715円
電子書籍 配信開始日 2015/10/23

著者プロフィール

保阪正康

ホサカ・マサヤス

1939(昭和14)年北海道生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。『東條英機と天皇の時代』『五・一五事件』『あの戦争は何だったのか』『昭和の怪物 七つの謎』『ナショナリズムの昭和』(和辻哲郎文化賞)、「昭和史の大河を往く」シリーズなど著書多数。

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