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殺人、売春、放火、監禁、偽装結婚……。彼らはなぜ、罪を重ねなければならなかったのか。障害者の犯罪をめぐる社会の闇に迫る。

累犯障害者

山本譲司/著

605円(税込)

本の仕様

発売日:2009/04/01

読み仮名 ルイハンショウガイシャ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-133872-9
C-CODE 0195
整理番号 や-60-2
ジャンル 社会学、事件・犯罪
定価 605円

刑務所だけが、安住の地だった――何度も服役を繰り返す老年の下関駅放火犯。家族のほとんどが障害者だった、浅草通り魔殺人の犯人。悪びれもせず売春を繰り返す知的障害女性たち。仲間内で犯罪組織を作るろうあ者たちのコミュニティ。彼らはなぜ罪を重ねるのか? 障害者による事件を取材して見えてきた、刑務所や裁判所、そして福祉が抱える問題点を鋭く追究するルポルタージュ。

著者プロフィール

山本譲司 ヤマモト・ジョウジ

1962(昭和37)年北海道生れ、佐賀県育ち。早稲田大学教育学部卒。菅直人代議士の公設秘書、都議会議員2期を経て、1996(平成8)年に衆議院議員に当選。2期目の当選を果たした2000年の9月、政策秘書給与の流用事件を起こし、2001年2月に実刑判決を受ける。433日に及んだ獄中での生活を『獄窓記』として著す。同書は2004年、第3回「新潮ドキュメント賞」を受賞。他の著書に『塀の中から見た人生』(安部譲二氏との共著)『累犯障害者』『続 獄窓記』などがある。

目次

序章 安住の地は刑務所だった――下関駅放火事件
第一章 レッサーパンダ帽の男――浅草・女子短大生刺殺事件
第二章 障害者を食い物にする人々――宇都宮・誤認逮捕事件
第三章 生きがいはセックス――売春する知的障害女性たち
第四章 ある知的障害女性の青春――障害者を利用する偽装結婚の実態
第五章 多重人格という檻――性的虐待が生む情緒障害者たち
第六章 閉鎖社会の犯罪――浜松・ろうあ者不倫殺人事件
第七章 ろうあ者暴力団――「仲間」を狙いうちする障害者たち
終章 行き着く先はどこに――福祉・刑務所・裁判所の問題点
あとがき
文庫版あとがき
解説 江川紹子

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