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きらきらひかる

江國香織/著

605円(税込)

発売日:1994/05/30

  • 文庫

ホモの夫にアル中の妻。セックスレスでも傷つけあっても、離れられないふたり。

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが……。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは? 傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。

  • 受賞
    第2回 紫式部文学賞
目次
1 水を抱く
2 青鬼
3 きりん座
4 訪問者たち、眠れる者と見守る者
5 ドロップス
6 昼の月
7 水の檻
8 銀のライオンたち
9 七月、宇宙的なるもの
10 親族会議
11 星をまくひと
12 水の流れるところ
あとがき
解説 今江祥智

書誌情報

読み仮名 キラキラヒカル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-133911-5
C-CODE 0193
整理番号 え-10-1
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 605円

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964(昭和39)年東京生れ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞した。近刊に『去年の雪』『川のある街』など。小説以外に、詩作や海外絵本の翻訳も手掛ける。

判型違い(単行本)

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