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神様のボート

江國香織/著

605円(税込)

発売日:2002/07/01

書誌情報

読み仮名 カミサマノボート
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-133919-1
C-CODE 0193
整理番号 え-10-9
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 605円

これほど手放しに、一人のひとを恋うることができたら。江國文学の最高峰。

昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの”“神様のボートにのってしまったから”――恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。

  • テレビ化
    神様のボート(2013年3月放映)
目次
1997・高萩
初雪
日曜日
桃井先生
1999・佐倉
夏休み
姥ヶ池
骨ごと溶けるような恋
秋の風
2001・逗子
ショートカット
スプリング ハズ カム
国道
りんごうさぎ
2004・東京
あとがき
 解説 山下明生

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

どういう本?

タイトロジー(タイトルを読む)

ーーどうして?
 仕方なくもう一度訊いた。
ーーどうして引越しばかりなの?
 ママはあたしの髪に何度も唇をつけながら、
ーーママも草子も、神様のボートにのってしまったから。
 と言ったのだった。
ーー神様のボート?
 訊き返したけれど、それ以上の説明はしてくれなかった。
ーーそう、神様のボート。
 そう言ってあたしを膝からおろし、この話はそれでおしまいになった。(本書42ページ)

一行に出会う

あたしは現実を生きたいの。ママは現実を生きてない。(本書224ぺージ)

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964年東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『ちょうちんそで』『はだかんぼうたち』『なかなか暮れない夏の夕暮れ』など多数。小説以外に、詩作や海外絵本の翻訳も手掛ける。

判型違い(単行本)

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