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すみれの花の砂糖づけ

江國香織/著

737円(税込)

発売日:2002/11/28

  • 文庫

江國香織詩集。恋のよろこび愛のかなしみ、大人のよろこび少女のかなしみ。

〈すみれの花の砂糖づけをたべると/私はたちまち少女にもどる/だれのものでもなかったあたし〉。恋人と心のまま体を重ねもするし結婚をしているしどこへでも旅することができる。大人の自由、大人のよろこび。だけど少女のころ、一人決然と向きあった、ままならなさ、かなしみは、変わらず健在ではないか!――言葉によって勇ましく軽やかな、著者の初の詩集。単行本版に12編を増補。

書誌情報

読み仮名 スミレノハナノサトウヅケ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 194ページ
ISBN 978-4-10-133920-7
C-CODE 0192
整理番号 え-10-10
ジャンル 詩歌、戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家
定価 737円

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964(昭和39)年東京生れ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞した。近刊に『去年の雪』『川のある街』など。小説以外に、詩作や海外絵本の翻訳も手掛ける。

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