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雪だるまの雪子ちゃん

江國香織/著 、山本容子/銅版画

825円(税込)

発売日:2013/11/28

  • 文庫

主食は生のさかな。日課は散歩と体重計測。苦手なのは数字。好きなのはバター、トランプ、夜ふかし、ラジオ、たき火……。野生の雪だるまのめくるめく冒険。

ある豪雪の日、雪子ちゃんは空から降ってきたのでした。そして最初に彼女を発見した画家・百合子さんの物置小屋に住みつきました。雪子ちゃんはトランプや夜ふかしやバターが大好きで、数字が苦手な野生の雪だるま。近所の小学生と雪合戦やなわとびもします。夏の間は休眠するし、いずれは溶けてしまうので、いつも好奇心旺盛。「とけちゃう前に」大冒険! カラー銅版画12枚収録。

書誌情報

読み仮名 ユキダルマノユキコチャン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-133927-6
C-CODE 0193
整理番号 え-10-17
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 825円

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964(昭和39)年東京生れ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞した。近刊に『去年の雪』『川のある街』など。小説以外に、詩作や海外絵本の翻訳も手掛ける。

山本容子

ヤマモト・ヨウコ

1952(昭和27)年、埼玉県浦和市生れ。大阪育ち。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。銅版画家。抜群の構成力と印象的な色使いにより、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画世界を確立。書籍の装幀、挿画を数多く手がけている。

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