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ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記―

小林和彦/著

693円(税込)

発売日:2011/11/01

書誌情報

読み仮名 ボクニハセカイガコウミエテイタトウゴウシッチョウショウトウビョウキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-135441-5
C-CODE 0195
整理番号 こ-53-1
ジャンル 科学
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2014/09/05

精神に障害をきたすとき、その目には何が映っているのか。アニメ演出家だった青年が、自らの体験を綴った稀有な記録。

早稲田大学を出てアニメーション制作会社へ入ったごく普通の青年がいた。駆け出しながら人気アニメ作品の演出にも携わるようになったが、24歳のある日を境に、仕事場では突飛な大言壮語をし、新聞記事を勝手に自分宛のメッセージと感じ、また盗聴されている、毒を盛られるといった妄想を抱き始め……。四半世紀に亘る病の経過を患者本人が綴る稀有な闘病記にして、一つの青春記。

目次
第一章 兆候(一九六二年~一九八四年)
幼年時代
小学校時代
中学校時代
高校時代
大学時代
第二章 現実との闘い(一九八四年~一九八六年)
デビュー
初めての挫折
情報とイマジネーション
第三章 意識革命(一九八六年七月)
戦略
夢と現実
対決
第四章 幻覚妄想(一九八六年七月二十五日~七月二十七日)
早稲田へ
発狂
真夏の夜の狂宴
釧路へ
第五章 入院(一九八六年七月~十一月)
妄想狂躁曲
失われた情報
大隈重信の講義
入院天国
第六章 出発(一九八六年十一月~一九八八年十二月)
コリン・ウィルソンとジョン・C・リリー
アニメーションとの訣別
新天地
第七章 想像と妄想の狭間(一九八九年一月~十月)
書評
幼女連続殺人事件
宇宙の真理
第八章 躁病、そして再入院(一九八九年十月~十二月)
ネクスト・ミレニアム
激動する世界情勢
第九章 再出発(一九九〇年一月~一九九一年四月)
鬱々たる日々
三度目の発狂
〔文庫版書き下ろし〕
最終章 障害があっても(一九九一年~現在)
単行本あとがき
文庫版あとがき
小林君との長い日々――望月智充
解説 岩波明

著者プロフィール

小林和彦

コバヤシ・カズヒコ

1962(昭和37)年、横浜生れ。1980年、早稲田大学商学部に入学し、在学中は「早稲田大学アニメーション同好会」に参加。1984年、大学卒業後にアニメーション制作会社「亜細亜堂」に入社し、アニメーター、演出家として「タッチ」「ドラえもん」「日本昔ばなし」などの作品に携わるようになる。1986年7月、幻覚妄想状態に陥り、精神神経科に入院。同11月に退院し、まもなく職場に復帰したが、1988年に退社。以後も、発症のために数回の入退院を繰り返している。現在、新潟県柏崎市内のグループホームで暮らしながら、精神科のデイケアを受ける日々をおくっている。

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