
荒神
1,100円(税込)
発売日:2017/06/28
- 文庫
時は元禄、東北の小藩の山村が一夜にして壊滅した……。宮部みゆき時代小説の到達点。
時は元禄、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅した。隣り合い、いがみ合う二藩の思惑が交錯する地で起きた厄災。永津野藩主の側近を務める曽谷弾正の妹・朱音は、村から逃げ延びた少年を助けるが、語られた真相は想像を絶するものだった……。太平の世にあっても常に争いの火種を抱える人びと。その人間が生み出した「悪」に対し、民草はいかに立ち向かうのか。宮部みゆき時代小説の到達点。
目次
序 夜の森
第一章 逃散
第二章 降魔
第三章 襲来
第四章 死闘
第五章 荒神
結 春の森
第一章 逃散
第二章 降魔
第三章 襲来
第四章 死闘
第五章 荒神
結 春の森
解説 樋口真嗣
書誌情報
読み仮名 | コウジン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 藤田新策/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 688ページ |
ISBN | 978-4-10-136941-9 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-22-31 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 1,100円 |
著者プロフィール
宮部みゆき
ミヤベ・ミユキ
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。
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