悲嘆の門〔下〕
781円(税込)
発売日:2017/11/29
- 文庫
切断魔による猟奇事件。廃ビルの屋上に建つ不気味な怪物像。物語の根源を問う傑作長編。
おまえは後悔する――。度重なる守護戦士の忠告に耳を貸さず、連続切断魔の特定に奔走する三島孝太郎。なぜ、惨劇は起きたのか。どうして、憎しみは消えないのか。犯人と関わる中で、彼の心もまた、蝕まれていく。そうした中、妹の友人・園井美香の周囲で積み重なった負の感情が、新たな事件を引き起こす。都築の、ユーリの制止を振り切り、孝太郎が辿りついた場所。〈悲嘆の門〉が、いま開く。
目次
第四章 狩猟(承前)
終章 悲嘆の門
終章 悲嘆の門
解説 武田徹
書誌情報
読み仮名 | ヒタンノモン03 |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 藤田新策/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 400ページ |
ISBN | 978-4-10-136944-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-22-34 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 781円 |
著者プロフィール
宮部みゆき
ミヤベ・ミユキ
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る