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いまなぜ青山二郎なのか

白洲正子/著

473円(税込)

発売日:1999/03/02

  • 文庫

白洲正子を白洲正子たらしめた男。美を呑み尽したその男の、生と死。追悼、韋駄天お正。

「俺は日本の文化を生きているのだ」が口癖だった男。あまりにも純粋な眼で、本物を見抜いた男。永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平といった錚々たる昭和の文士たちの精神的支柱として「青山学院」と呼ばれた男。あいつだけは天才だ、と小林秀雄が嘆じた男。そして、かの白洲正子を白洲正子たらしめた男……。その伝説的な男の末弟子、韋駄天お正が見届けた、美を呑み尽した男の生と死。

書誌情報

読み仮名 イマナゼアオヤマジロウナノカ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 216ページ
ISBN 978-4-10-137905-0
C-CODE 0195
整理番号 し-20-5
ジャンル 文学・評論、ノンフィクション、歴史・地理
定価 473円

著者プロフィール

白洲正子

シラス・マサコ

(1910-1998)1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902〜1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など著書多数。1998年没。

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