あのころの未来―星新一の預言―
565円(税込)
発売日:2005/08/28
- 文庫
夢見た世界に僕らは生きているのだろうか。はるかな〈いま〉を星新一は見つめていた。未来社会のテクノロジー、夢のマシン……星作品を読み解いて考える、科学の進歩と人間の未来。
ネット社会、クローン技術、臓器移植、生殖医療……現実に進行しているテクノロジーの諸問題。星新一のショートショートには、それらを予言するようなことが描き出されていた。ユートピアか、それとも悪夢なのか――。ひとと科学の関係を問い続ける著者が、星新一作品を読み解き、立ち止まって考える、科学と僕らのこれから。星新一の思想を知り人類の未来への想いを伝えるエッセイ。
書誌情報
読み仮名 | アノコロノミライホシシンイチノヨゲン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-148222-4 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | さ-53-2 |
ジャンル | エッセー・随筆、ノンフィクション |
定価 | 565円 |
著者プロフィール
最相葉月
サイショウ・ハヅキ
1963(昭和38)年、東京生れの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)『青いバラ』『東京大学応援部物語』『ビヨンド・エジソン』『最相葉月 仕事の手帳』『ナグネ――中国朝鮮族の友と日本』『辛口サイショーの人生案内』など多数。『星新一』にて大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、星雲賞(ノンフィクション部門)を受賞。
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