月桃夜
693円(税込)
発売日:2015/11/28
- 文庫
この世の終わりならふたりの全てが許される。
奄美の海を漂う少女の元に、隻眼の大鷲が舞い降り、語り始めたある兄妹の物語。親を亡くし、一生を下働きで終える宿命の少年フィエクサと少女サネン。二人は「兄妹」を誓い、寄り添い合って成長したが、いつしかフィエクサはサネンを妹以上に深く愛し始める。人の道と熱い想いの間に苦しむ二人の結末は――。南島の濃密な空気と甘美な狂おしさに満ちた禁断の恋物語、待望の文庫化。
目次
海のはなし 1
島のはなし 1
海のはなし 2
島のはなし 2
海のはなし 3
島のはなし 3
海のはなし 4
島のはなし 1
海のはなし 2
島のはなし 2
海のはなし 3
島のはなし 3
海のはなし 4
書誌情報
読み仮名 | ゲットウヤ |
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シリーズ名 | 新潮文庫nex |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-180052-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | と-28-1 |
ジャンル | キャラクター文芸、コミックス |
定価 | 693円 |
著者プロフィール
遠田潤子
トオダ・ジュンコ
1966(昭和41)年、大阪生れ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009(平成21)年『月桃夜』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10』第1位に、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く。『冬雷』で第1回未来屋小説大賞を受賞。他の著書に『ドライブインまほろば』『廃墟の白墨』『銀花の蔵』『人でなしの櫻』『イオカステの揺籃』などがある。
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