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奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―

清水朔/著

737円(税込)

発売日:2018/10/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

骸(むくろ)を撫でる少女たちは皆十八で呪(のろい)の痣(あざ)に殺される。

大正二年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は南洋の孤島に上陸した。この島に伝わる“黄泉(よみ)がえり”伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子(ミクチヌグヮ)」と呼ばれる少女たちは皆、体に呪いの痣(あざ)が現れ、十八歳になると忽然と姿を消す。その中でただひとり、痣が無い少女がいた。その名はアザカ。島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。

目次
序章
一章 上陸
二章 御骨
三章 儀式
四章 検証
五章 散華
六章 人鬼
終章

書誌情報

読み仮名 キタンシュウシュウロクトムライショウジョノチンコンカ
シリーズ名 新潮文庫nex
装幀 今井喬裕/カバー装画、川谷康久(川谷デザイン)/カバーデザイン、川谷デザイン/フォーマットデザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-180141-4
C-CODE 0193
整理番号 し-85-1
ジャンル 文芸作品、文芸作品
定価 737円
電子書籍 価格 649円
電子書籍 配信開始日 2018/11/09

著者プロフィール

清水朔

シミズ・ハジメ

唐津市生れ。2017年『奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌』が日本ファンタジーノベル大賞最終候補に。同シリーズに『奇譚蒐集録 北の大地のイコンヌㇷ゚』『奇譚蒐集録 鉄環の娘と来訪神』がある。

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