半七捕物帳―江戸探偵怪異譚―
605円(税込)
発売日:2019/11/28
- 文庫
- 電子書籍あり
江戸の「シャーロック」半七親分から逃れる術なし。
彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった――。雪達磨の中から発見された死体。通行人を無差別に殺し続ける“槍突き”。江戸の難事件に立ち向かうは、神田三河町に居を構える岡っ引・半七。殺人、怪異、怪談。彼の推理はすべての不可思議に真実の光を当てる。今なお古びない捕物帳の嚆矢にして、和製探偵小説の幕開け。全六十九編の中から宮部みゆきが選んだ傑作集。
お文の魂
山祝いの夜
筆屋の娘
勘平の死
槍突き
少年少女の死
津の国屋
書誌情報
読み仮名 | ハンシチトリモノチョウエドタンテイカイイタン |
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シリーズ名 | 新潮文庫nex |
装幀 | こより/カバー装画、鈴木久美/カバーデザイン、川谷デザイン/フォーマットデザイン |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-10-180173-5 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-22-121 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 605円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2019/12/06 |
著者プロフィール
岡本綺堂
オカモト・キドウ
(1872-1939)東京生れ。元御家人の英国公使館書記を父として生まれる。新聞記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1911(明治44)年、『修禅寺物語』が出世作となる。他に『鳥辺山心中』『番町皿屋敷』など、生涯に196篇の戯曲を残す。コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」シリーズに着想を得て執筆を開始した「半七捕物帳」は、後の「捕物帳」の嚆矢となり、多くの作家に影響を与えた。
宮部みゆき
ミヤベ・ミユキ
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。