
貧しき人びと
605円(税込)
発売日:1969/06/24
読み仮名 | マズシキヒトビト |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-201006-8 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | ト-1-5 |
ジャンル | 文芸作品、評論・文学研究 |
定価 | 605円 |
[処女作が大傑作]愛は貧しさに勝てるのか。往復書簡を交わす乙女と中年男の愛の行方は――。
著者プロフィール
ドストエフスキー
Фёдор М.Достоевский
(1821-1881)19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、1849年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。1861年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した。
木村浩
キムラ・ヒロシ
(1925-1992)東京生れ。東京外国語大学ロシア語科卒。出版社勤務の後大学で教鞭をとる。『ロシア文学の周辺』等の著書や、ソルジェニーツィン、トルストイ、ドストエフスキー等の翻訳がある。
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る