
ポー詩集
473円(税込)
発売日:1956/11/22
- 文庫
- 電子書籍あり
彼が偉大なる先駆者であることは疑へないところです。――芥川龍之介(「ポーの片影」)。現代文学に大きな影響を与えた代表的詩作を一挙収録!
詩人として、小説家として、19世紀アメリカ文学の中で特異な光を放つエドガー・アラン・ポー。彼の詩は悲哀と憂愁と幻想に彩られ、ボードレールのフランス語訳によってフランス象徴主義の詩人たちに深い影響を与えたことはよく知られている。本書には、ポー自身が『詩の原理』の中で創作過程を明かしたことで著名な「大鴉」のほか「ヘレンに」「アナベル・リイ」などの代表作を収める。
書誌情報
読み仮名 | ポーシシュウ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 112ページ |
ISBN | 978-4-10-202803-2 |
C-CODE | 0198 |
整理番号 | ホ-1-3 |
ジャンル | 詩歌、評論・文学研究 |
定価 | 473円 |
電子書籍 価格 | 374円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/06/24 |
著者プロフィール
エドガー・アラン・ポー
Poe,Edgar Allan
(1809-1849)米ボストンに生れ、旅役者の両親と幼くして死別、アラン家で養育される。ヴァージニア大学を中退。貧窮のなか雑誌編集の仕事などを転々としながら詩・短編小説を執筆するが、母国よりもフランスで高く評価された。酒と麻薬の乱れた生活を送り、奇矯な振る舞いで悪名が喧伝される。詩や小説の計算された美的効果を主張し、フランス象徴派をはじめ推理小説にいたるまで後代に大きな影響を与えた。
阿部保
アベ・タモツ
(1910-2007)山形県生れ。東京大学美術史学科卒。成蹊高校在学中に詩作を始め、第3次「椎の木」創刊と同時に同人となる。詩集に『紫夫人』『冬薔薇』など。訳詩集も多い。
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る