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田園交響楽

アンドレ・ジッド/著 、神西清/訳

440円(税込)

発売日:1952/07/17

  • 文庫

身よりもなく、まったく無知で動物的だった盲目の少女ジェルトリュードは、牧師に拾われ、その教育の下でしだいに美しく知性的になっていった。しかし待ち望んでいた開眼手術の後、彼女は川に身を投げて死んでしまう。開かれた彼女の眼は何をみたのだろうか。牧師と盲目の少女、牧師の妻と息子との4人の愛情の紛糾、緊張を通して「盲人もし盲人を導かば」の悲劇的命題を提示する。

書誌情報

読み仮名 デンエンコウキョウガク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 144ページ
ISBN 978-4-10-204504-6
C-CODE 0197
整理番号 シ-2-4
ジャンル 文芸作品
定価 440円

著者プロフィール

(1869-1951)1869年、パリ生まれ。早くに父を亡(な)くし、清教徒の厳しい母に育てられる。マラルメのもとで象徴主義の洗礼を受けたのち、『パリュード』(1895年)で小説の可能性を模索。つづく『背徳者』(1902年)では、生の称揚とともに少年愛の世界を繰り広げる。他の小説に『狭き門』(1909年)、『法王庁の抜け穴』(1913年)、『田園交響楽』(1919年)などがあり、代表作の『贋金(にせがね)づくり』(1926年)は「メタフィクション」の先駆となった。政治参加にも積極的で、植民地経営やスターリン主義をいちはやく批判。『コリドン』(1924年)で男色を擁護し、『一粒の麦もし死なずば』(1926年)では自身の同性愛をカムアウトした。1947年にノーベル文学賞を受賞し、1951年、八十一歳で死去。2002年、フランスのガリマール社より未発表作『ラミエ』が出版される。

神西清

ジンザイ・キヨシ

(1903-1957)小説家、翻訳家。東京生れ。東京外国語学校露語部文科卒。ガルシン『紅い花』などロシア文学、フランス文学の翻訳で知られる。

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