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フォークナー短編集

ウィリアム・フォークナー/著 、龍口直太郎/訳

693円(税込)

発売日:1955/12/19

  • 文庫

ノーベル賞作家が捉えた嫉妬、怒り、嘘――。ヘミングウェイと並び称される20世紀アメリカ文学の巨匠が映し出す、8つの物語。

ミシシッピー州に生れ、アメリカ南部の退廃した生活や暴力的犯罪の現実を斬新で独特な手法で描き、20世紀最大のアメリカ文学者に数えられるノーベル賞作家フォークナーの作品集。大人の悪の世界と子供の無邪気な世界を描いた「あの夕陽」をはじめ、黒人リンチ事件と老嬢の心境を捉えた「乾燥の九月」、南部人の中にくすぶる復讐心を扱った「納屋は燃える」など珠玉の8編を収録。

目次
嫉妬(Jealousy)
赤い葉(Red Leaves)
エミリーにバラを(A Rose for Emily)
あの夕陽(That Evening Sun)
乾燥の九月(Dry September)
孫むすめ(Wash)
バーベナの匂い(An Odor of Verbena)
納屋は燃える(Barn Burning)
解説 龍口直太郎

書誌情報

読み仮名 フォークナータンペンシュウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 368ページ
ISBN 978-4-10-210203-9
C-CODE 0197
整理番号 フ-6-3
ジャンル 文芸作品
定価 693円

著者プロフィール

ウィリアム・フォークナー

William,Cuthbert,Faulkner

(1897-1962)米国ミシシッピー州生れ。曾祖父は鉄道建設者・政治家・作家として知られた人物。第1次大戦で英国空軍に参加し、除隊後ミシシッピー大学に入学するが退学、職業を転々とする。地方紙への寄稿から小説を書きはじめ、『響きと怒り』(1929)、『サンクチュアリ』(1931)、『八月の光』(1932)などの問題作を発表。米国を代表する作家の一人となる。1950年にノーベル文学賞を受賞した。

龍口直太郎

タツノクチ・ナオタロウ

(1903-1979)東京生れ。東京外国語大学卒。早大名誉教授。戦後の日本に、スタインベック、コールドウェル、カポーティ等のアメリカ文学を広く紹介、またモームの翻訳も多く手がけた。

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