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西部戦線異状なし

レマルク/著 、秦豊吉/訳

935円(税込)

発売日:1955/09/27

  • 文庫

飛び交う砲弾の下に無数の青春があった――。不朽の反戦文学。

1918年夏、焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疫病がたけり狂い、苦熱にうめく兵士が全戦場を埋め尽す中にあって、冷然たる軍司令部の報告はただ「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」。自己の体験をもとに第一次大戦における一兵士ボイメルとその戦友たちの愛と死を描いた本書は、人類がはじめて直面した大量殺戮の前で戦慄する様を、リアルに文学にとどめたものとして、世界的反響を呼び起こした。

  • 配信
    西部戦線異状なし(2022年10月配信)

書誌情報

読み仮名 セイブセンセンイジョウナシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-212501-4
C-CODE 0197
整理番号 レ-1-1
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 935円

著者プロフィール

レマルク

Remarque,Erich Maria

(1898-1970)ドイツ生まれ。1916年、第一次世界大戦に出征し、戦後は小学校教員やジャーナリストなどの職に就きながら、小説を執筆する。1929年、『西部戦線異状なし』を発表し、一躍世界的な人気作家となる。1932年、反戦作家としてナチスの迫害を受け、スイスに移る。翌年国籍を剥奪され、著書は焚書の処分を受ける。1939年アメリカに移住。主な著書に『凱旋門』『愛する時と死する時』など。

秦豊吉

ハタ・トヨキチ

(1892-1956)東京生まれ。ゲーテ『ファウスト』などの翻訳のほか、丸木砂土の筆名で随筆、小説、読物を多く発表した。代表作に『半処女』など。

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