月と六ペンス
781円(税込)
発売日:2014/03/28
- 文庫
「じゃあ、どうして奥さまを捨てたんです?」天才画家の情熱の生涯を描く歴史的大ベストセラー。
ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十をすぎた男が、すべてを捨てて挑んだこととは――。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラーの新訳。
書誌情報
読み仮名 | ツキトロクペンス |
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シリーズ名 | Star Classics 名作新訳コレクション |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 384ページ |
ISBN | 978-4-10-213027-8 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | モ-5-5 |
ジャンル | 文芸作品、評論・文学研究 |
定価 | 781円 |
どういう本?
一行に出会う
その絵を描いたのは、知ってはならない秘密を知った罪深い男だ。(本書352ぺージ)
著者プロフィール
サマセット・モーム
Maugham,William Somerset
(1874-1965)イギリスの小説家・劇作家。フランスのパリに生れるが、幼くして両親を亡くし、南イングランドの叔父のもとで育つ。ドイツのハイデルベルク大学、ロンドンの聖トマス病院付属医学校で学ぶ。医療助手の経験を描いた小説『ランベスのライザ』(1897)が注目され、作家生活に入る。1915年発表の『人間の絆』、1919年発表の『月と六ペンス』は空前のベストセラーとなった代表作である。
金原瑞人
カネハラ・ミズヒト
1954(昭和29)年岡山県生れ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授。著書『翻訳エクササイズ』『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『サリンジャーに、マティーニを教わった』のほか、サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』、モーム『月と六ペンス』『人間の絆(上・下)』、ヘミングウェイ『武器よさらば(上・下)』、カート・ヴォネガット『国のない男』、アレックス・シアラー『青空のむこう』など訳書多数。