体の贈り物
693円(税込)
発売日:2004/09/29
- 文庫
食べること、歩くこと、泣けることは、かくも切なく、愛しい。共感と感動の連作小説。
食べること、歩くこと、泣けること……重い病に侵され、日常生活のささやかながら、大切なことさえ困難になってゆくリック、エド、コニー、カーロスら。私はホームケア・ワーカーとして、彼らの身のまわりを世話している。死は逃れようもなく、目前に迫る。失われるものと、それと引き換えのようにして残される、かけがえのない十一の贈り物。熱い共感と静謐な感動を呼ぶ連作小説。
書誌情報
読み仮名 | カラダノオクリモノ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-10-214931-7 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | フ-50-1 |
ジャンル | 文芸作品、評論・文学研究 |
定価 | 693円 |
著者プロフィール
レベッカ・ブラウン
Brown,Rebecca
1956年、アメリカ生れ。シアトル在住。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞を受賞。現代英米小説アンソロジー『夜の姉妹団』『むずかしい愛』などで短編が紹介され、著書に『私たちがやったこと』『家庭の医学』『若かった日々』『犬たち』などがある。
柴田元幸
シバタ・モトユキ
1954年、東京生まれ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数。
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