バイロン詩集
572円(税込)
発売日:1951/02/02
- 文庫
200年前に綴られた、大失恋の傷み。いくつもの恋愛から生まれた真実の歌。
18世紀末から19世紀にかけての狂瀾怒濤のヨーロッパに生を享け、天才と美貌に恵まれた不世出の詩聖と仰がれながら、ギリシャ革命に自ら銃をとり、熱病に斃れた情熱の詩人バイロン。ヨーロッパに横溢したロマン精神の典型と言えるその短い生涯は、人間らしさをはげしい矛盾のまま露呈している。本選集は彼の抒情詩を主体とし、生涯と各作品の関連を明らかにする周到な注釈を加えた。
書誌情報
読み仮名 | バイロンシシュウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-10-217201-8 |
C-CODE | 0198 |
整理番号 | ハ-2-1 |
ジャンル | 詩歌、評論・文学研究 |
定価 | 572円 |
著者プロフィール
バイロン
Byron,George Gordon
(1788-1824)イギリスの詩人。ケンブリッジ大学卒。男爵。1809年から2年間地中海諸国を旅行し、帰国後発表した長編物語詩『チャイルド・ハロルドの遍歴』が大成功を収める。1816年私生活上の悪評がもとでイギリスを去り、ヨーロッパ各地を転々とする。その間に『チャイルド・ハロルドの遍歴』の続編や、代表作となった未完の長詩『ドン・ジュアン』を書き続けた。
阿部知二
アベ・トモジ
(1903-1973)岡山県生れ。東京帝国大学英文科卒。作家・英文学者。小説『冬の宿』などの他に『お気に召すまま』『白鯨』等、多数の訳書がある。
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