
ビッグ・バウンス
935円(税込)
発売日:2025/08/28
- 文庫
湖畔のリゾート地に展開する男と女の悪だくみ。“レナード・タッチ”の原点がここに。
流れ者ジャックは、働き先の農園主レイの愛人で若く奔放な娘ナンシーと出会ってしまう。他人の家の窓を割ったり不法侵入したりと、スリルを求める彼女は、事あるごとにジャックを巻き込み、ついには農園労働者の給料を丸ごと盗む計画まで持ちかけてくる。転落の予感を覚えつつも、ジャックは彼女に惹きよせられるが……。西部小説から転じ、はじめて現代ノワールに挑んだ巨匠の記念碑的名作。
書誌情報
読み仮名 | ビッグバウンス |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | tak nakagawa/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 432ページ |
ISBN | 978-4-10-220142-8 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | レ-11-2 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 935円 |
著者プロフィール
エルモア・レナード
Leonard,Elmore
(1925-2013)ルイジアナ州ニューオーリンズ生れ。小説家、脚本家。1984年『ラブラバ』でMWA最優秀長篇賞、1991年Maxi-mum Bobで第1回ハメット賞を受賞、1992年にはMWA巨匠賞を受賞した。『オンブレ』『ビッグ・バウンス』『ゲット・ショーティ』『フリーキー・ディーキー』など、映画化原作も数多い。
高見浩
タカミ・ヒロシ
東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に。主な訳書に、ヘミングウェイ『ヘミングウェイ全短編』『誰がために鐘は鳴る』、ハリス『ハンニバル』、プレストン『ホット・ゾーン』、レナード『グリッツ』、コンラッド『闇の奥』など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』がある。
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